ウォーターサーバーで利用されている水には大きく分けてRO水と天然水の2種類があります。この2つについて詳しく比較していきます。
RO 水とは採取した水にRO 膜処理(RO 膜によってろ過)を施した水のことをいいます。RO (Reverse
Osmosis)膜とは逆浸透膜とも言い、0.0001 ミクロンの超微細孔のフィルターです。
このRO 膜処理を施すことで水に含まれる不純物、重金属、細菌、ダイオキシン類、放射性物質、ウイルスが取り除かれます。
では天然水とRO水はどちらがいいのか?という疑問が出てくると思います。これはご家庭の家族構成によって変わってきます。赤ちゃんがいるご家庭でミルク用に使いたい場合はRO水の方がいいでしょう。
製法 |
分類 |
処理方法 |
特徴 |
天然水 |
ナチュラルミネラルウォーター |
ろ過、沈殿、過熱殺菌 |
天然のミネラルを 豊富に含んでいる |
RO水(逆浸透膜) |
ボトルウォーター |
RO膜処理 |
ミネラルなしの純粋 (水道水からでもできる) |
RO加工水(逆浸透膜) |
ボトルウォーター |
RO膜処理+ ミネラル成分等添加 |
上記にミネラルを 人為的に添加している |
一般的なRO水
一般的な天然水
RO水とは1960年代から70年代にかけて開発された浄水処理技術で、NASAのスペースシャトル・コロンビア号がこの
「逆浸透膜浄水システム」を搭載、循環飲料水確保に用いられました。 日本でもPKO(国連平和維持活動)カンボジア派兵やイラク派兵の際に、現地での隊員の飲料水確保に活用されました。
RO水の浄水処理技術はどんな水でも飲料水に変えてしまう優れた技術ではありますが、不純物と一緒にミネラル成分までをも除去してしまうマイナス面もあります。 ※最近では逆浸透膜で浄化後に人口ミネラルを添加したRO水も多く見受けられます。 ※スーパーで販売されている水もこの逆浸透膜を使った水が多々見受けられます。
採水地を選ぶ楽しさや、旨みを堪能したりミネラル成分にこだわりがある方は天然水がお勧めです。 |
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